納骨堂はネットでもお参りできる

納骨堂はなんとインターネットでもお参りできるタイプがあります。お墓参りする場所に骨つぼや位牌が移動してくるという自動機械式の納骨堂もありますが、さらに現代的な納骨堂は自宅のパソコンやスマホでもお墓参りができるのです。

遺骨を納骨堂に納骨するのとは別に、遺骨を納めた納骨堂の写真と生前などの埋葬者の写真を提供すると、思い出のページをインターネット上に作ってもらうことができます。また、通常の機械式の納骨堂であれば、そちらにウェブカメラが設置されていれば、リアルタイムで納骨堂参りが可能になります。病気や老齢で体の自由がきかなくなったときや海外などに引っ越しをした場合でもその場所に行く必要がなく好きなときにお参りができます。お墓参りが、今までの形だけでなく、インターネット上のお墓参りでも問題ないという現代の多様性が垣間見えます。

納骨堂は、元々遺骨を一時的に預けておくための納骨施設でした。首都圏での墓不足もあり納骨堂に一時的に預ける形式から、永代供養をする形式に変化しています。基本的には寺院などが納骨堂の納骨を管理してくれるので、お墓のように手入れや掃除などはいりません。駅近くにある納骨堂であれば、ほぼ毎日お参りする方もいらっしゃるぐらいです。このように納骨堂はネットでお参りできたり、すぐ近くにあるためいつでも来やすいなど、お墓とは異なっている特徴があり、納骨堂がお墓に代わるインフラも遠くない未来ではないでしょうか。