納骨堂のメリット
- ①費用が安い
- 納骨堂は金額感が明確で、お墓よりも安く、墓石や永代使用権など、別々に購入する必要が
ないです。 ※但し、年間管理費等も発生する納骨堂もあるので、要確認が必要です。
お墓は平均的に150万円前後墓石費用がかかり、その上に永代使用権という100万円以上する
土地代が必要となります。
また、年間管理費や、檀家になった場合はお布施など定期的に出費がかさむこととなります。
お墓に比べると納骨堂は費用が明確で安くなり、また永代供養墓となり、
納骨堂がなくらない限りは、遺骨の承継問題等が発生することはないのです。 - ②利便性が良い
- 納骨堂は比較的立地がよく、首都圏であれば駅から徒歩圏であったり、公共交通機関の
便利な場所に建設されることが多いです。 - ③バリアフリーであることが多い
- 納骨堂はお墓と違い、広い敷地があるわけではないので、納骨堂の内部はエレベーターが
設置してあったり、手すり、冷暖房の設置や証明設備が整備されているため、
お年寄りなどがいつ来ても困らない設備となっており、移動も簡単にできるようになっています。 - ④宗派不問
- 納骨堂はお墓と違い、宗教に属している必要がないので、外国籍や他宗教でお墓に入れない
などの方にも利用いただけます。一部、宗教に属していないと入れない納骨堂もあります。 - ⑤永代供養される
- 納骨堂が承継者の有無にかかわらず、代わりに永代に渡り供養してもらえます。
但し、運営寺院がある限りとなりますので、どういった運営方法かや誰が住職であるかなど、
事前に調べておくと良いでしょう。
納骨堂のデメリット
- ①契約期間が決まっている
- 納骨堂は契約期間が決まっているところ多く、それを過ぎると他の人の遺骨と同じ場所に合祀される。契約期間が終了した場合は、合祀墓と呼ばれる家族以外の人も葬る墓に合祀されるケースがほとんどです。
- ②供え物ができない
- 納骨堂ではお供え物や線香など供えることができないところも多く、その場合は専用の
祭壇を用意している場合があります。 - ③墓の規模感が小さい
- 納骨堂は屋内に設置されるため、どうしてもその規模にあった大きさとなります。
そのため、供養にいかれるお盆の時期などは手狭さを感じることがあります。 - ④災害での遺骨紛失の可能性がある
- 納骨堂は耐震設計がしてある施設ではありますが、突然の災害で倒壊や損傷により、
遺骨を紛失する可能性があります。その点も加味をして、災害時の保障も契約前に
確認して締結しておいた方が無難でしょう。